スーザン・ソンタグ 「脆さ」にあらがう思想 （集英社新書） [ 波戸岡 景太 ]

集英社新書 波戸岡 景太 集英社スーザン ソンタグ/モロサ ニアラガウシソウ ハトオカ ケイタ 発行年月：2023年10月17日 予約締切日：2023年09月05日 ページ数：240p サイズ：新書 ISBN：9784087212846 波戸岡景太（ハトオカケイタ） 1977年、神奈川県生まれ。

専門はアメリカ文学・文化。

博士（文学）“慶應義塾大学”。

現在、明治大学教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 誰がソンタグを叩くのか／「キャンプ」と利己的な批評家／ソンタグの生涯はどのように語られるべきか／暴かれるソンタグの過去／『写真論』とヴァルネラビリティ／意志の強さとファシストの美学／反隠喩は言葉狩りだったのか／ソンタグの肖像と履歴／「ソンタグの苦痛」へのまなざし／故人のセクシュアリティとは何か／ソンタグの誕生／脆さへの思想 “反解釈・反写真・反隠喩”で戦争やジェンダーといった多岐にわたる事象を喝破した、批評家スーザン・ソンタグ。

あらゆる脆さにあらがう、その「カッコよさ」は、しかし生誕から九〇年を迎え、忘れかけられている。

本書は「“キャンプ”についてのノート」で六〇年代アメリカの若きカリスマとなったデビューから、「9・11事件」への発言で強烈なバッシングの対象になった晩年までの生涯とともに、ソンタグという知性がなぜ読者を挑発し続けるのかを鮮やかに描き出す。

自身のマイノリティ性や病にあらがい到達した思想の本質とは。

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