何もかも憂鬱な夜に （集英社文庫） [ 中村文則 ]

集英社文庫 中村文則 集英社何もかも 憂鬱 夜 中村 文則 ピース 又吉直樹 ナニモカモ ユウウツナ ヨル ニ ナカムラ,フミノリ 発行年月：2012年02月 ページ数：197p サイズ：文庫 ISBN：9784087467987 中村文則（ナカムラフミノリ） 1977年愛知県生まれ。

福島大学卒業。

2002年『銃』で新潮新人賞を受賞してデビュー。

04年『遮光』で野間文芸新人賞、05年『土の中の子供』で芥川賞、10年『掏摸』で大江健三郎賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 施設で育った刑務官の「僕」は、夫婦を刺殺した二十歳の未決囚・山井を担当している。

一週間後に迫る控訴期限が切れれば死刑が確定するが、山井はまだ語らない何かを隠しているー。

どこか自分に似た山井と接する中で、「僕」が抱える、自殺した友人の記憶、大切な恩師とのやりとり、自分の中の混沌が描き出される。

芥川賞作家が重大犯罪と死刑制度、生と死、そして希望と真摯に向き合った長編小説。

本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・な行 文庫 小説・エッセイ