「生存競争」教育への反抗 （集英社新書） [ 神代 健彦 ]

集英社新書 神代 健彦 集英社サバイバル キョウイクヘノハンコウ クマシロ タケヒコ 発行年月：2020年07月17日 予約締切日：2020年06月11日 ページ数：256p サイズ：新書 ISBN：9784087211290 神代健彦（クマシロタケヒコ） 1981年生まれ。

教育学者。

京都教育大学教育学部准教授、教育科学研究会常任委員。

研究テーマは、戦後日本の教育学史、道徳教育の理論（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　教育家族は「適応」する（教育家族の来し方／教育家族の中心で／こちらの苦悩、あちらの理不尽／これは教育の問題なのか？）／第2章　教育に期待しすぎないで（教育依存／学校不信／コンピテンシー／教育的な、あまりに教育的な／救世の「小さな企業家」）／第3章　教育に世界を取り戻す（教育思想の高みから／教育のタスク・フォーカス／世界とともに在りますように）／第4章　そして社会と出会う、ただし別の仕方で（反社会性の不可能性？／教育（学）の消費社会論的転回） どうやら企業人や政治家、官僚たちは、日本社会の低迷を教育で挽回しようとしているようだ。

まるで、「最小限のコストで最高の商品（人材）を納品しろ」と言わんばかりである。

そんな社会を生きる私たちの子育てや教育は、じつに悩ましい。

なぜこんなにも苦しいのか。

それはあなた一人の責任ではない。

社会全体の問題なのだ。

明治時代から現在に至るまでの教育の歴史を振り返りながら、私たちが教育に期待すべきこと、そしてその実践の方法を試みる。

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