夜 （集英社文庫） [ 橋本治 ]

集英社文庫 橋本治 集英社ヨル ハシモト,オサム 発行年月：2011年06月 ページ数：347p サイズ：文庫 ISBN：9784087467123 橋本治（ハシモトオサム） 1948年東京生まれ。

東京大学文学部国文科卒。

1977年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作入選。

以後、小説・評論・古典の現代語訳・エッセイなど、あらゆるジャンルで執筆活動を行う。

2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調平家物語』で毎日出版文化賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 暮色／灯ともし頃／夜霧／蝋燭／暁闇 「また、来るよ」そう言い残して父は女を作って家を出て行った。

父親の「男」としての一面を垣間見て、戸惑いを覚える加那子だったが、次第にその存在は遠くなっていった。

そんなある日、父危篤の報せが届きー（「暮色」）。

女の視点から男を捉え、浮気、略奪、同性愛などの様々な愛の形に秘められた、男の存在の曖昧さを浮き彫りにした、著者の新境地。

男と女の不条理を描く五つの物語。

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