漱石
漱石が生涯抱え続けた苦悩。それは母の愛を疑うという、ありふれた、しかし人間にとって根源的な苦悩であった。『吾輩は猫である』『坊っちゃん』から『明暗』まで、この「心の癖」との格闘に貫かれた漱石作品は、今なお自己への、人間への鮮烈な問いとして我々の前にあるー現代を代表する文芸評論家が、批評の新たな地平をしめす一書。
著者名: | 三浦雅士 |
出版社名: | 岩波書店 |
ISBNコード: | 9784004311294 |
発売日: | 2008年04月 |
価格:924 円 | ショップ:楽天ブックス |
更新:2020/11/12 岩波ジュニア新書
記事一覧
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